金門島沖で中国漁船沈没　4人死亡、2人不明

　台湾の中央通信社によると、台湾の金門島の南西沖15カイリ（約28キロ）の海域で14日未明、中国漁船「ビン（門構えに虫）竜漁61222」が転覆して沈没し乗組員6人が海中に転落した。中国と台湾の当局が共同で捜索活動を行い4人を救助したが、2人が死亡した。2人は行方不明となり捜索活動が続いている。（写真は中央通信社のサイト）

　台湾の金門島付近では2月、中国の高速ボートが海巡署の巡視艇に追跡されて転覆し、乗組員2人が死亡する事故が発生。責任の所在を巡り中国と台湾の対立が続いている。

　台湾の海洋委員会海巡署（海巡署）の周美伍署長によると、中国海事局は事故発生後、台湾の国家捜索救難センターに協力を求めた。漁船の沈没現場は、台湾が設置する規制海域内だった。

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