台湾の中央通信社によると、フランスの大手民間テレビ局「M6」が10日放送したドキュメンタリー番組「独占調査」は、台湾人の8割以上が中国との統一を拒否し、独立が共通認識になっていると報じた。 番組は「中国の南シナ海での領土拡張の野心」がテーマ。全80分のうち、前半30分はフィリピンと中国の海洋主権を巡る対立、後半50分は台湾情勢に焦点を当てた。
M6の公式サイトは「北京の拡張主義のベールを剥がす。彼らは国際法を無視し、南シナ海のほぼ全域を自国領と主張している」と紹介。台湾について「台湾はかつてないほど侵攻の脅威にさらされている。島は長期的な警戒態勢に入り、人々は攻撃に備えて積極的に準備している」と指摘した。
番組は、台湾最大野党の国民党も取材。国際部主任の黄介正氏は「われわれは中国を挑発するべきではない。北京との対話を維持することが、平和と安定の維持につながる」と述べた。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/aopl/202503110039.aspx
