台南地検、海底ケーブル切断の船長起訴

 25年4月17日貨物船トーゴ船籍の中国の貨物船「宏泰」が、台湾と澎湖を結ぶ海底ケーブルを切断した疑いで、台南地方検察署は11日、電信管理法違反容疑で中国人の船長を起訴した。台湾の中央通信社が伝えた)

  中国の対台湾政策を管轄する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の朱鳳蓮報道官は16日、「民進党当局が事件を政治的に利用している。先に有罪を決め、後から調査している」と非難した。

 起訴状によると貨物船「宏泰」は今年2月、台湾本島と澎湖諸島間の第3海底ケーブルを切断した疑い。台南地検によると、船の電子海図にはケーブルの位置が明示されていたのに、船長は意図的に投錨と曳航を指示した。背後関係についても供述を拒んでいる。

 台南地検によるとm,台南地検の船長は2月22日22時ごろから25日午前3時ごろにかけて、台南市北門区の西方5カイリ付近で、船員に指示して錨を海中に落とし、海底ケーブルの真上でZ字型に航行。錨でケーブルを引っかけて破壊したとされている。

 台南地検は、他の中国人船員7人については、証拠不十分で不起訴処分とし国外追放する。
タイトルとURLをコピーしました