台湾前外相の側近、中国スパイ事件に絡み勾留

 25年4月21日拘束台湾の国家安全会議(NSC)トップの秘書長を務める呉ショウ(金ヘンにリットウ)燮氏の外相時代の側近、何仁傑容疑者が中国スパイ事件に関与したとして拘留・面会禁止となり、各界に衝撃を与えている。台湾メディアの聯合報などが伝えた。

 何容疑者は宜蘭県出身。2012年に地元党員の推薦で与党民進党に入党し、同党中央で呉氏の秘書を務めた。呉氏の外相就任後、相談相手を役を務めていた。2023年3月にスパイ事件関与の疑いで職を離れたが、同年9月に母親が亡くなった際も呉氏が葬儀に出席しており、両者の親密さがうかがえる。

  何容疑者は拘留前、友人に、中国スパイ事件で勾留された邱世元容疑者に「巻き込まれた」と漏らしていたとされる。周囲の人々は、何容疑者が金銭目的でスパイ活動に関与したとは思えないと話している。
 
 邱世元容疑者は元党職員で、同党の「民主学院」の副主任を務めていた。​2025年初頭、彼は中国のスパイ事件に関与した疑いで勾留された。​邱容疑者は台湾政界と中国側との間で情報提供や仲介を行っていたとされる。

◇出典

https://udn.com/news/story/6656/8686321

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