頼清徳総統が「終戦」でコメント 「親日」と批判も

 725年8月18日台湾総統台湾紙の聯合報によると、日本の第二次世界大戦降伏から80年を迎えた15日、頼清徳総統はフェイスブックで「二度と侵略の惨禍を繰り返してはならない」と投稿し、戦争終結を振り返った。だが、中国国民党の馬英九元総統や朱立倫党主席らは「抗戦の歴史に触れず、終戦だけを語った」と強く批判。中華民国の歴史や日本の加害責任を回避したと指摘し、「親日的姿勢」を批判した。

 頼総統は投稿で「第二次大戦の最大の教訓は、団結すれば勝利し、侵略は必ず敗れることだ」と強調。「終戦の日にあたり、改めて歴史から学ぶべきだ」と述べた。ただ、長文の投稿には「中華民国」「対日抗戦」「抗戦勝利」といった言葉は一切出てこなかった。

 今年5月には台湾外務省が欧州戦勝80周年の記念行事を開き、頼総統と副総統の蕭美琴が欧州各国の使節らと共に参加したのに対し、今回の対日戦勝記念では大きな式典はなく、頼総統はSNS発信にとどめた。

 香港の星島日報によると、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の朱鳳蓮報道官は16日、頼総統を厳しく批判した。朱氏は「頼清徳は民族的立場を完全に喪失し、中国人民の抗日戦争という歴史的事実を意図的に無視した。概念のすり替えや是非の混同によって第二次大戦の歴史を歪曲し、『民主が権威主義に対決する』という虚偽の物語を鼓吹している」などと述べた。

◇出典

https://udn.com/news/story/8101/8942776

https://udn.com/news/story/8101/8943436

https://www.stheadline.com/china-taiwan/3491034/%E8%B3%B4%E6%B8%85%E5%BE%B7%E7%B5%82%E6%88%B0%E6%96%87%E6%83%B9%E8%AD%B0-%E5%9C%8B%E5%8F%B0%E8%BE%A6%E6%89%B9%E7%84%A1%E8%A6%96%E6%8A%97%E6%97%A5%E5%8F%B2%E5%AF%A6
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