元自衛隊制服組トップ、台湾行政院顧問に任命

25年3月24日空幕長 台湾政府筋によると、かつて自衛隊制服組の最高幹部である統合幕僚長を務めた岩崎茂氏が、台湾行政院(内閣)から政務顧問に任命された。元自衛隊高官が台湾側の職務に就くのは非常にまれ。台湾の中央通信社が朝日新聞の情報として伝えた。(写真は本件を伝える星島日報のサイト)

 香港メディアの星島日報によると、中国外務省の毛寧副報道局長は21日、「中国側は今回の動きに関して日本側に申し入れを行った。民進党当局が外部勢力と結託し、『台湾独立』を図る挑発的な行為は、決して成功しない」などと述べた。

 毛氏はさらに「『一つの中国』原則は中日関係の政治的基礎であり、今年は中国人民の抗日戦争および世界反ファシズム戦争の勝利80周年にあたる。日本は台湾問題において中国人民に対して歴史的責任を負っており、言動にはいっそう慎重であるべき。『一つの中国』原則を堅持するという約束を、実際の行動で示す必要がある」と強調した。

 報道によれば、岩崎氏は今年3月に政務顧問に就任し、任期は1年間。就任時には行政院長(首相)の卓栄泰氏と面会したという。行政院の政務顧問職は非常勤で無給だという。
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