中国の衛星発射に台湾が国家級警報 南部上空を通過

 台湾国防省は9日午後、中国が同日午後3時4分に発射した人工衛星が台湾南部の上空を通過したとして「国家級警報」を発令した。正体不明の物体を発見したら、警察に通報するよう住民に求めた。

 台湾国防省のによると、中国の衛星は台湾南部の台南や台東の上空約500キロ以上を飛行した。航跡が米国の当初の予想と異なり、台湾の地上に危険が生じる恐れがあった。同省は、警報発令が軍の専門的な判断に基づくもので、政党や政治の介入を受けることはないと指摘した。

 「国家級警報」は台湾内のスマートフォン全部にショートメッセージで送られたが、中国語では「衛星」、英語では「ミサイル」と表記され、一部で疑問の声が挙がった。これについて国防省はミスと認め陳謝した。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202401095002.aspx?topic=4398

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202401090354.aspx
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