台湾・大陸委、不要不急の中国渡航中止呼び掛け

 2024年1月22日台湾米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾で対中政策を担当する大陸委員会の詹志宏主任は18日、中国国家安全省が「台湾のスパイ」摘発の情報を相次ぎ発表したほか、台湾独立派への攻勢を表明しているとして、不要不急の中国渡航をやめるよう国民に呼び掛けた。(写真はRFAのサイト)

 詹主任によると、中国当局は最近、国内統制を非常に厳しいレベルに引き上げ、自国民のほか外国人、台湾人を恣意的に拘束。原因も不明なまま半年から1年以上も拘束される。詹主任は「中国共産党が恣意的な拘束をやめるまで、当面は必要がなければ中国に行かないよう呼び掛けたい」と述べた。

 中国国家安全省は17日、1月13日の台湾総統選挙に勝利した民進党を「民意の主流を代表していない」と主張。今後、台湾に対し「反国家転覆、反スパイ、反分裂闘争」を行い、台湾分裂勢力に打撃を与える方針を示した。さらに「いかなる勢力であれ、中国の神聖な領土の審判と分裂を許さない」などとコメントしている。

◇出典

中国"三反"打台独 台湾陆委会示警"危邦莫入"
台湾大选结束后,中国先与台湾友邦瑙鲁建交,国安部随后发布抓获一批"台湾间谍"的消息,并警告将对台展开"三反",打击"台独"。台湾的陆委会就此提醒民众,最近如非必要,"危邦勿入"。
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