
柯前市長は「利益供与や収賄、公的資産の横領はしていない」と全面否認した。また、取り調べの際に林俊言検察官から「あなたの携帯用ハードディスクにわいせつ映像がある」と脅迫され、自白を強要されたと主張した。
柯前市長は、第2野党、台湾民衆党の前主席。民衆党は「柯文哲氏に対する司法の不公正は、個人攻撃ではなく、政治的な迫害であり、司法制度そのものの信頼を揺るがす問題だ」と批判、今後も司法の公正を守るために行動すると表明した。
事件を巡り検察は、柯氏が便宜を図る見返りに210万台湾元(約945万円)、容積率の引き上げ後、さらに1500万台湾元を受け取ったとて、懲役28年6カ月を求刑している。