台北地検、偽造署名容疑で国民党台北党部主任ら聴取

 台北地方検察署は17日、与党民進党立法委員の罷免活動に関連した偽造署名事件に絡み、最大野党の国民党台北市党部の黄呂錦茹主任委員ら4人への事情聴取を行った。検察官は18日未明、4人の勾留・接見禁止を台北地方法院に請求した。台湾の中央通信社などが伝えた。

 検察の捜査に対し、国民党は「政治弾圧」と反発。18日に台北地検前で抗議活動を行った。台北市長の蒋万安市長も参加し「内閣不信任案を立法院で提案すべき」と呼びかけた。同党の朱立倫党主席も「独裁と戦う」として、4月26日に全国的な抗議集会を、台北市中心部の凱達格蘭大道で実施する方針を表明した。事件は政界を巻き込み、与野党の対立はさらに激化している。

 検察当局は17日、法務部調査局と連携し、国民党台北市党部および関連施設を一斉に捜索した。検察当局は、告発に基づいて、署名の一部に他人名義を勝手に使った事例が存在することを確認した上、中央選挙委員会などから資料を入手。署名活動に関わった国民党系の団体に対して捜査を始めた。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/asoc/202504180013.aspx

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