香港「反送中」運動から6年 台北で香港人らデモ

25年6月13日HK 2019年の香港「反送中」運動から6年を迎えた2025年6月12日夜、台湾在住の香港人と支援者らが台北市内でデモを行い、中国の脅威に対する警戒と香港情勢への注目を呼びかけた。主催は香港民主派団体「香港辺城青年」で、デモには100人以上が参加。台北市の繁華街、西門町から自由広場まで行進し、「夜は終わらず、希望は消えない)」のスローガンを掲げた。台湾の中央通信社が伝えた。

 反送中運動は、2019年に香港政府が提出した「逃亡犯条例」改正案に反対して始まり、大規模な抗議デモと警察の強硬な対応で国際社会の注目を集めた。多くの市民が逮捕され、民主派政治家らが起訴された。

 香港辺城青年の馮詔天秘書長は、2003年に香港市民が50万人規模のデモで国家安全条例(基本法23条)の成立を阻止した経験から、「香港政府は民意を聴く」と信じていたと述べた。しかし2019年、100万人、200万人が街頭に出ても政府は応じなかった。「それは、香港の未来は香港人自身で決めなければならないと気づかされた瞬間だった」と語った。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202506120382.aspx
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