頼清徳総統の支持率が回復 不支持も過去最多

25年6月19日台湾 台湾民意基金会が17日に発表した最新の世論調査によると、台湾の頼清徳総統の政権運営を「支持する」と答えた人は49%、「支持しない」と答えた人は46%に上った。同基金会の游盈隆・董事長は「総統就任から1年を経て支持率が再び上昇し、50%の大台に迫った」と指摘した。一方で「反対する層も過去に例を見ない規模に達している」と語った。台湾紙の聯合報が伝えた。

 調査の詳細では、頼総統の重要人事や政策に対し「非常に支持する」が16.7%、「まあ支持する」が32%、「あまり支持しない」が19.2%、「まったく支持しない」が26.5%、「意見なし」3.4%、「無回答・わからない」2.3%だった。支持と不支持の差は3ポイントとなった。

 游氏によると、前月比で支持率は3ポイント上昇したが、不支持率も8.3ポイント急上昇しており、「意見なし」の回答は8.5ポイント減少している。この1年の平均支持率48.4%をわずかに上回る48.7%まで回復し、2か月続いた低迷期を脱した形となった。ただし、反発の声も45.7%に達し、就任後で最も強い不満の表れとなった。 野党立法委員(国会議員)に対する解職請求(リコール)運動「大規模リコール」への反発と関係があるかどうかは、今後の観察が必要だとしている。

◇出典

https://www.worldjournal.com/wj/story/121218/8814533?from=wj_catelistnews
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