台湾陸軍は10日、新竹の坑子口訓練場で米国製M1A2T戦車による120ミリ砲実弾射撃訓練を実施し、計19発を撃ち全弾命中を達成した。M1A2Tは「地表最強の戦車」とされ、台湾は米国から108両を調達。初回分は昨年末に到着し、今年2月から装備更新訓練を本格化させている
現地を視察した頼清徳総統は、M1A2Tの砲撃を目の前で確認し「攻撃力も機動性も非常に強大で、まさに『地表戦力最強の戦車』と呼ばれるにふさわしい」と高く評価した。
演習では、静止目標への射撃や移動目標への射撃など複数の状況を想定し、実際の兵員と装備を使って部隊が順番に射撃陣地へ展開しながら、M1A2T戦車の高い命中精度と戦闘力を示した。
頼総統はさらに、今回の成果をあげた「584旅団」に対し「米国での受け入れ訓練から帰国後の各種演習まで全力を尽くし、今日その成果を見せてくれた」と謝意を表した。さらに、「今後も無人機運用や革新的な戦術・戦法と組み合わせ、国家戦略目標を着実に実現できると信じている」と語った。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/aipl/202507100123.aspx
