
台湾海軍艦隊指揮部によると、中和艦は27日午前0時38分ごろ、台中港沖約45カイリ(約83キロ)で任務に就いていたところ、中国の漁船1隻と接触した。軍関係者は「漁船が漁業を装って偵察を行っていた可能性も排除できない」と述べた。漁船は灯火を点けていなかった。
事故後、漁船は台湾海峡中間線方向へと加速して離脱したため、台湾側は乗船しての調査ができなかった。海軍は海洋委員会海巡署(海巡署)に証拠収集を要請し、責任の所在を明らかにする方針だ。
戦略学者の蘇紫雲氏は「今回の事故は一般的な海上事故である可能性もあるが、最近、中国船が海底ケーブルを破壊する事件が相次いでいる。今回も嫌がらせの一環である可能性を否定できない」と述べた。
◇出典
https://www.chinatimes.com/realtimenews/20250327005302-260409?ctrack=pc_chinese_headl_p01&chdtv