台湾海軍のフリゲート艦が中国漁船と衝突

 25年3月28日台湾台湾メディアの中時新聞網によると、中国の対台湾政策を管轄する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の陳斌華報道官は27日、同日未明に起きた台湾海軍のフリゲート艦「中和艦」が中国福建省の漁船と衝突した事件ついて「台湾艦の悪質な行為を非難する。事件について調査する」と述べた。衝突によりけが人はなかったが、漁船に損害が出た。(写真は中時新聞網のサイト)
 
 台湾海軍艦隊指揮部によると、中和艦は27日午前0時38分ごろ、台中港沖約45カイリ(約83キロ)で任務に就いていたところ、中国の漁船1隻と接触した。軍関係者は「漁船が漁業を装って偵察を行っていた可能性も排除できない」と述べた。漁船は灯火を点けていなかった。

 事故後、漁船は台湾海峡中間線方向へと加速して離脱したため、台湾側は乗船しての調査ができなかった。海軍は海洋委員会海巡署(海巡署)に証拠収集を要請し、責任の所在を明らかにする方針だ。

 戦略学者の蘇紫雲氏は「今回の事故は一般的な海上事故である可能性もあるが、最近、中国船が海底ケーブルを破壊する事件が相次いでいる。今回も嫌がらせの一環である可能性を否定できない」と述べた。

◇出典

https://www.chinatimes.com/realtimenews/20250327005302-260409?ctrack=pc_chinese_headl_p01&chdtv

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