前台北市長が法廷で感情爆発 台北地検が非難

725年8月8日柯文哲 台湾紙・自由時報によると、台北市の大型商業施設「京華城」の容積率を巡る汚職事件の公判が7日、台北地方法院で開かれ、出廷した民衆党前主席で前台北市長の柯文哲被告が感情を爆発させ、検察官に暴言を浴びせる騒ぎが起きた。訴訟記録や飲料水のペットボトルを机の上に叩きつけるなどしたため、法廷は一時騒然となった。

 台北地検は同日、柯被告が公訴中の検察官に対して非理性的な言動で人身攻撃を加えたとして、強く非難する声明を出した。裁判長は、法廷の録画映像を確認し、柯被告が職務中の公務員に不当な言動をした場合は、検察官に規定通り対応するよう求めた。

 柯被告は「自分のことはよくわかっている。私は汚職をする人間なのか」と反論。林俊廷検察官が軽くうなずくとさらに激高し、台湾語で「お前、今うなずいただろ、ふざけるな」と罵ったうえで、「頼清徳(台湾総統)に伝えろ。私は絶対に降伏しない、屈服しない」と叫んだ。

 台北地検は、検察官は国家を代表して犯罪を追及しており、法廷での職務遂行にあたっては安全と尊厳が守られるべきだと強調。柯被告の非理性的な発言や行動に対し、厳正に譴責するとした。

◇出典

https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/5135401

https://news.ltn.com.tw/news/politics/paper/1719234
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