台風4号、台湾中南部に上陸 2人死亡502人けが

25年7月8日5 台風4号(ダナス)が6日午後11時40分ごろ、台湾中南部の嘉義県布袋に上陸し、西部を中心に深刻な被害をもたらした。倒木などにより台南市で2人が死亡。負傷者は、台南市の317人、嘉義市の141人など全土で502人に上った。台中、宜蘭、花蓮、新竹、雲林、南投、嘉義、台南、高雄、屏東、台東の11県市で計3720人が避難した。台湾の中央通信社などが伝えた。

 中央災害対策センターの7日の発表によると、西部で鉄塔が多数損壊し、全国で一時66万戸以上が停電した。7日現在も40万7124戸が復旧を待っており、8日深夜の復旧を見込んでいる。

 水害は210件発生したが、既に水は引いている。断水は全国で最大7万戸超に達し、現在は台東県蘭嶼の242戸が復旧待ち。通信障害も深刻で、市内電話1万2000戸以上が不通となり、基地局1300基超が被害を受けた。農業被害総額は約2億5700万台湾ドル(約12億9000万円)で、台南市が8割以上を占めた。主に柑橘の「文旦」が大きな被害を受けた。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/asoc/202507070195.aspx

https://www.worldjournal.com/wj/story/121475/8856733?from=wj_catebreaknews
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