台湾第3原発で火災、被害なし 原子炉は平常運転

25年3月7日原発 台湾紙・聨合報によると、台湾屏東県恒春鎮の台湾第三原子力発電所(核三)6日午前、火災が発生し、大量の濃煙が立ち上ったため周辺住民に不安が広がった。火はすぐに消し止められ被害は発生しなかった。原子炉2基が平常通り稼働し放射線漏れなどはなかった。(写真は聯合報のサイト)

 台湾電力(台電)によると、廃棄された空気圧縮機工場の冷却塔の撤去作業中、切断作業で発生した火花が原因で火災が発生したという。

 台湾原子力安全委員会(核安会)は、「核三発電所の2基の発電ユニットは通常通り稼働している。安全性には影響がなく、放射線漏れ懸念もない」と発表した。台電に対し火災の原因を徹底調査し、改善措置を講じるよう指示した。

 だた、核三火災発生時に屏東県政府へ即時通報しなかったことが発覚。県政府は「屏東県特定施設事故通報条例」に違反しているとして、最高額の罰金10万台湾元(約45万円)処分を検討している。県政府は「今後は慎重に対応し、速やかに主管機関へ通報すべきだ」と指摘した。

◇出典

https://vip.udn.com/vip/story/121523/8591618
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