中国で取り調べ受けた台湾人、「反スパイ法」で倍増

20231005反スパイ法 台湾の中央通信社によると、台湾・国家安全局の蔡明彦局長は4日、立法院(国会)外交国防委員会の質疑で答弁し、中国で7月1日に「反スパイ法」施行後、中国で取り調べを受ける台湾人が倍増したと述べた。(写真はRFAのサイト)

 蔡局長によると、取り調べを受けた台湾人は、今年上半期(1~6月)の4人に対し、下半期は既に9人。中国入国時でなく、ホテルに投宿後、中国国家安全省の取り調べを受けたケースもあった。

 蔡局長によると、9人のうち、取り調べ後に拘束されたケースはなく、全員が無事に帰国した。ただ、出国時に中国税関の尋問を受け、スマートフォンの内容を調べられたという。

 取り調べを受けた9人は、社会団体のメンバーや学者、配偶者が中国本土出身者の市民ら。また、今年、中国で刑事事件で拘束された台湾人は13人いた。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202310040082.aspx

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/2-10042023112320.html

◇参考情報
タイトルとURLをコピーしました