イスラエル・ハマス衝突で台湾国防省が情報分析班設置

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、イスラエルとイスラム過激派軍事組織ハマスの戦いが勃発する中、台湾の邱国正国防相は12日、立法院(国会)の質疑の際、国防省内に情報分析班を設置したことを明らかにした。台湾海峡をめぐる状況の変化に備えるためという。

 邱国防相は12日、立法院(国会)の質疑に臨んだ後、メディアの取材に応じ「イスラエルとハマスの衝突から啓発を受けた」と指摘。「先んじて情報収集活動をすることがとても重要。情報があれば事前の対応が可能で、戦争発生の阻止にもつながる」と語った。

 米軍がイスラエル支援に全力を挙げる中、中国軍がこの機に乗じて行動を起こす可能性について、邱国防相は「台湾軍はこの方面の準備を、朝から晩まで止めたことはない。両岸(中台)の情勢について楽観も極度の悲観もしていない」と語った。

 邱国防相はさらに「どんな事件でも兆候がある。台湾軍は厳しい監視中、兆候があれば必ず対応する。これが国軍が果たすべき職務だ」と述べた。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202310120050.aspx

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/gangtai/hcm1-10122023073902.html
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