中国観光に60人招待、投票勧誘=台湾地検が3人拘束

 台湾の中央通信社によると、来年1月の台湾総統選挙に絡み、住民60人を中国観光旅行に無料招待した上、特定候者への投票を呼び掛けたとして、台湾高雄市の橋頭地方検察署は、民間団体「台湾新住民関懐総会」の理事長ら5人を拘束した。中国による選挙介入の一種とみられている。 

 橋頭地検によると5人は、中国当局の指示を受け11月中旬、台湾台東と高雄の地域の有力者ら住民60人を連れ、中国湖南省を観光旅行。この間、住民に「両岸(中台)は家族」、「平和統一」などの思想宣伝を繰り返した上、特定の総統候補への投票を呼び掛けた。宿泊費や食費、交通費などは無料で、不正な利益供与に当たる疑いがある。

 橋頭地検は11月にも、影響力を持つ住民を中国観光旅行に招待し、思想宣伝や特定総統選候補への投票を呼び掛けたとして、別の団体幹部ら2人の取り調べを行った。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/asoc/202312060037.aspx

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/cmh1-12052023224446.html
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