
台湾の報道によると、謝姓の現役中佐は米国製のヘリCH47「チヌーク」を操縦し、台湾海峡中間線付近に停泊中の中国軍艦艇に着艦する計画だった。成功すれば1500万ドル(約22億円)の報酬が約束されていた。中佐は金銭、中国側はヘリの入手が目的だったとみられる。
中佐は、台湾の退役軍人をトップとする中国のスパイ集団から話を持ちかけられた。タイのバンコクに招かれて中国軍の将官と面会。中国側は巨額の報酬のほか、本人および妻子がタイのビザを取得できるよう手配することを約束したという。
台湾のシンクタンク、国防安全研究院の蘇紫雲所長はRFAに対し、もし中佐の亡命が成功していれば、台湾軍の戦力損失や士気低下だけでなく、米国の台湾に対する信頼が大きく損なわれる恐れがあったと述べた。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/gangtai/hx1-12112023093506.html
https://def.ltn.com.tw/article/breakingnews/4515007?utm_campaign=MOREPAGE&utm_source=DEF&utm_medium=1