国会議員「一斉リコール」、与野党の対立激化

 725年7月24日リコール台湾メディアの聯合報などによると、7月26日に実施される台湾史上最大規模の立法委員(議員)の「一斉リコール(解職請求)」前に、与野党の対立が激化している。

 与党民進党主席を兼ねる頼清徳総統は23日の党の最高幹部会議でリコール支持を訴える映像を上映し、「最後の一里の道。みんなで頑張ろう」と呼びかけた。

 頼総統は「自由と民主を守るために立ち上がる公民団体と市民に感謝する」と述べ「リコール運動は憲法が保障する権利の行使」だと強調した。一方で在野党の反対姿勢を「訴えに向き合わず、逆にリコール運動を中傷している」と批判した。

 最大野党の国民党はこれに反発し、朱立倫主席が「この政治的な茶番はやめるべきだ。26日の投票で「リコール不同意』票を投じ、民主を守ろう」と訴えた。朱主席は、無差別的なリコールは歴史的にも前例がないと指摘した。

 国民党国会議員団も「リコールで(野党の)議席が減れば立法院長(議長)が柯建銘氏に代わり、民進党が政治を独占する」と懸念を表明した。

 第2野党の黄国昌主席は「司法や内政に干渉し、社会を分断する失格の総統」と批判。民進党は在野党への虚偽の流言や中傷を繰り返しており、今回の呼びかけは党利を優先したものだと非難した。

◇出典

https://www.worldjournal.com/wj/story/121475/8892745?from=wj_maintab_cate

https://udn.com/news/story/124323/8891863

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