台湾の中央通信社によると、半導体メーカー、TSMCTSMC(台湾積体電路製造)の2ナノメートル製造技術が外部に漏えいした疑いが浮上している事件で、日本の半導体製造装置メーカー、東京エレクトロンの台湾子会社「東京威力科創(Tokyo Electron Taiwan)」の元社員が関与していたことが分かった。TELは7日、声明を発表し、現時点で関連する機密情報の漏洩は確認されていないとした上で、当該社員をすでに解雇し、台湾の司法当局による捜査に全面的に協力していると表明した。
台湾高等検察署の知的財産部門によると、TSMCの元社員の男、事件当時現職だったが既に解雇された男などが、営業秘密を不正に取得した疑いがあるとして、7月に捜査を実施。国家安全法違反の容疑で、陳ら3人について拘束と接見禁止を裁判所に請求し認められた。
TELは7日付の声明で、グループ子会社である東京威力科創(Tokyo Electron Taiwan)の元社員1人が、5日に台湾の司法機関によって発表された事件に関与していたことを確認したと明らかにした。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/afe/202508070054.aspx