中国軍が台湾包囲の大規模演習 軍艦や気球も

25年3月18日演習 台湾紙・自由時報によると、中国軍は17日、台湾を包囲する形で大規模な「連合戦備パトロール」を実施し、台湾周辺で軍事的圧力を強めた。台湾軍は「即時戦備演習」を続けている。

 台湾国防省18日、17日午前6時から18日午前6時までの24時間に中国軍機59機を確認し、うち43機が台湾海峡の中間線を越えて台湾の北部、中部、南西部、東部の空域に進入したと発表した。中国軍艦9隻の活動も確認された。北部基隆沖で中国の気球2個も探知した。

 台湾軍によると、59機の中国軍機には主力戦闘機、補助戦闘機、無人機が含まれていた。うち無人機3機は台湾海峡の空域を旋回していた。

 台湾国防省によると、「連合戦備パトロール」は、中国軍が海空で実施する連合作戦訓練。通常の「警戒巡視」とは異なり、戦争準備を目的とした軍事行動の一環とされる。

 台湾メディアの中時新聞網によると、中国軍の演習は頼清徳総統が最近行った台湾独立志向の発言や、台湾と米国の最近の連携強化への対抗措置であると見られている。

 中国国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官は軍事演習について「頼清徳が台湾独立を繰り返し宣伝し、両岸(中台)の対立と対抗を激化させていることに対する断固たる懲戒であり、台湾独立勢力の分裂行為に対する強力な抑止だ」と述べた。

◇出典

https://def.ltn.com.tw/article/breakingnews/4983162

https://www.chinatimes.com/realtimenews/20250317004236-260409?chdtv

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