武漢で台湾企業関係の父子拘留 「無事」を確認

 台湾メディアの中時新聞網によると、台湾で対中国政策を所管する大陸委員会(陸委会)の沈有忠・副主任委員は18日、湖北省武漢市で台湾企業関係者の父子が拘留されたことを明かした。台湾の対中国交流窓口機関、海峡交流基金会(海基会)が中国本土の台湾企業関係者に調査を依頼した結果、2人は「無事と確認された」という。

 中国の対台湾政策を管轄する国務院台湾事務弁公室(国台弁)は17日、中国で失踪した台湾の出版社「八旗文化」の富察編集長(本名、李延賀氏)について「国家分裂を扇動した罪」で起訴され判決を受けたと発表している。

 ネット上では、拘留された父子が台湾の記憶装置メーカー、茂徳科技の社員との情報が流れたが、陸委会は否定した。

 富察編集長について、陸委会の邱垂正主任委員は「政府は把握している」と述べるとともに「中国側の裁判は全て秘密裏に進められ、ブラックボックスのようなもの。一般人は富察が何をしたのか知ることができず、法廷での答弁や証拠の詳細も分からない。それにも関わらず、中国側は『当事者と弁護人の司法権を保障する』と主張しているが、それは全て嘘だ」と批判した。

◇出典

https://www.chinatimes.com/newspapers/20250319000743-260303?chdtv
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