台湾の彰化地方法院は10月27日、彰化県花壇郷の顧勝敏郷長が清掃隊の人員や資源を私有地の竹木の伐採・搬出に使った事件で、公務員の職務に関する不正な利益供与の罪により、懲役5年8月、公権剥奪4年の一審判決を言い渡した。顧氏は県議選に立候補しており、同日午前には県選挙委員会で候補者番号の抽選に参加していた。
中央通信社が伝えた起訴内容によると、2023年4月、私有地の竹木を取り除いて搬出してほしいと依頼された顧氏が協力を約束し、当時の清掃隊長に対応を指示した。隊長は現地確認の記録を作らずに報告し、顧氏の口頭での同意を受け、事情を知らない清掃隊員を作業に派遣したとされる。隊員らは掘削機の運転者とともに竹や果樹を除去し、墓地へ運んだという。
裁判所は元清掃隊長にも同じ罪で懲役5年2月、公権剥奪3年を言い渡した。顧氏は郷長としての2期目の任期が終わるのを前に、年末の彰化県議選へ転じている。今回の判決は上訴可能で、確定判決ではない。候補者番号の抽選への参加は判決当日の出来事として報じられており、その後の立候補資格に関する選挙当局の判断は、確認した報道には示されていない。
