台湾高速鉄道は10月25日、連休最終日となる26日に台中から台北方面へ向かう旅客が増えると予想し、北上列車を終日100便以上運行すると発表した。午後2時から午後9時までを混雑のピークと見込み、台中駅発の北上列車8便について自由席車両を9両に拡大する。台中駅には臨時の指揮所を設け、利用状況に応じて列車の運用を調整する。
26日は北上列車100便以上
台湾高速鉄道は、10月26日が連休最終日となることから、台中以南の地域から北部へ戻る旅客が増えると予測している。25日に公表した運行計画では、26日の北上列車を終日100便以上とする。
特に午後2時から午後9時までの時間帯は利用者が集中すると見込んでおり、自由席の混雑緩和に向けて輸送力を調整する。今回の計画は、連休最終日の旅客需要に対応するための措置である。高速鉄道が台風被害で全面運休していたための復旧計画という意味ではない。
台中発8便の自由席を9両に
混雑が予想される時間帯には、台中駅から北上する8便について、自由席車両を9両に拡大する。台湾高速鉄道によると、対象となるのは午後2時4分から午後9時4分までに台中駅を発車する列車で、途中の各駅に停車する。
台中以北の桃園、新竹、苗栗、台中などから北上する旅客については、午前6時から午後9時まで、少なくとも毎時1便の台中始発北上列車を確保する計画だ。自由席車両の増加は、乗車券を持つ旅客の着席機会を増やすことを目的としている。ただし、利用者数が輸送能力を上回れば、駅での待ち時間が生じる可能性がある。
台中駅に臨時指揮所
台湾高速鉄道は26日午前11時から、台中駅に臨時の指揮所を設置する。各駅の混雑状況を継続的に把握し、必要に応じて特別な列車運用や始発駅の変更などを実施する。
同社は、需要が高まった場合には、商務車両を除く全車両を自由席とする列車を機動的に追加運行する可能性も示した。ただし、これは需要に応じて実施する対応策であり、追加列車の具体的な運行時刻や本数がすべて確定したという意味ではない。
南部から北部へ向かう旅客には直達列車を案内
台湾高速鉄道は、左営駅や台南駅から台中、台北、新北方面へ向かう旅客に対し、列車番号の百の位が1または2となる直達列車の利用を勧めている。台中駅から北上する列車を増やすことで、台中以北の利用者と南部から長距離を移動する利用者の流れを分散する狙いがある。
利用者が集中する時間帯には、自由席の乗車待ちが長くなる可能性があるため、同社は出発前に各駅の混雑状況を確認するよう呼び掛けた。
自由席の待ち時間を表示
台湾高速鉄道は、公式サイト、スマートフォン向けの「T-EX行動購票」アプリ、LINE TODAYの関連ページなどで、自由席の待ち時間の目安を案内する。混雑状況は色分けされた表示で確認でき、同社は待ち時間が短いことを示す緑色の時間帯を選ぶよう勧めている。
利用者が出発時刻を分散させれば、特定の駅や列車に旅客が集中することを避けやすくなる。ただし、表示される待ち時間は予測であり、実際の混雑状況によって変わる。
台風後の交通状況とは区別
台湾では直前まで台風チャンパーによって航空便や鉄道、船舶の運航に影響が出ていた。一方、25日に台湾高速鉄道が発表した今回の運行計画は、26日の連休最終日に見込まれる旅客需要への対応を主目的としている。
台風による運休の代替輸送として100便以上を運行するという説明ではない。同社は、26日午後2時から午後9時を中心に北上旅客の増加を見込み、台中駅での運行管理と自由席車両の増加によって対応する方針を示した。
出典
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(2026年10月25日)
