台大病院の救急外来で病床待ち長期化、患者が12日後に死亡

台湾大学病院(台大病院)で、肺炎を患った85歳女性が救急外来を受診したものの、一般急性期病床が空かず、救急外来の一時滞在区域で12日間待機した後に死亡した。院内関係者によると、女性は肺、尿路、褥瘡の3か所で細菌感染が確認されたが、抗生物質による治療で感染は改善しており、死亡前日には一般病棟への入院方針が示されていた。

台大病院では別の患者が救急外来の一時滞在区域で35日間にわたり入院を待ち、システム上、長期滞在の異常事例として通報された。救急外来での病床待ちが数週間に及ぶ事例が確認され、患者の入院先確保が長期化している。

院内労組関係者は、台大病院への患者集中、軽症患者の自主的な受診、病棟側による入院患者の選別、病棟と救急外来で看護配置基準が異なることを問題点として指摘している。台大病院は、救急外来から入院につなぐ後送病床を20床増設し、廊下で待機する患者のプライバシー改善も進めるとしている。

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