台湾の問題食用油が流通拡大 5ロット・1641.4トン回収、667社超に影響

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台湾の問題食用油、回収量は1641.4トンに拡大

台湾で中聯油脂製の大豆サラダ油から発がん性物質のベンゾ[a]ピレン(ベンゾピレン)が基準値を超えて検出された問題が拡大している。台湾衛生福利部食品薬物管理署(食薬署)は2026年7月13日午前11時時点の回収状況を公表し、中聯油脂製品410.4トン、泰山企業の「好理調合油」505.4トン、南僑油脂製品319.6トン、福寿実業の「花生風味精華調合油」243.6トン、「不飽和大豆サラダ油」162.4トンを回収したと発表した。問題が確認された5ロットの累計回収量は1641.4トンとなった。

これまで基準値超過が確認されていた2026年4月4日製造の大豆サラダ油、2026年5月10日製造の大豆油、2026年5月12日製造の大豆サラダ油に加え、2026年4月6日製造(ロット318-1150406)と2026年4月10日製造(ロット314-1150410)の2ロットでも基準値超過が判明し、対象は5ロットへ拡大した。

問題油は外食チェーンや食品メーカーにも流通

台中市食品薬物安全処は2026年7月13日、第4、第5ロットの流通先を公表した。第4、第5ロットの二次流通先は計667社に上り、関連製品は回収・販売停止措置が取られている。

問題油はスーパーマーケットの全聯福利中心のほか、コンビニ向け食品を製造する統一超食代、ドミノ・ピザ、ルイーザコーヒー、クラフトビールレストランチェーンの金色三麥、愛之味、全聯阪急麺包、頂呱呱など幅広い食品・外食企業へ供給されていた。

台北市衛生局は2026年7月13日、南僑油脂が2026年7月9日の自主検査で確認した問題油を原料とする製品84件の流通記録を公表した。対象にはカラオケチェーンの錢櫃、好樂迪、フライドチキンチェーンの胖老爹、弁当・定食チェーンの君悅排骨など計97店舗が含まれる。

第4・第5ロットの流通先は667社

第4ロットは2026年4月6日製造で、福寿実業が製造した「福寿花生風味精華調合油2L」からベンゾ[a]ピレン4.3ppbを検出した。中聯油脂から福寿実業102.56トン、福懋油脂108.33トン、泰山企業322.96トンが出荷され、計10製品・22ロットが製造された。二次流通先は229社で、ルイーザコーヒー、全聯阪急麺包、愛之味などが含まれる。

第5ロットは2026年4月10日製造で、福寿実業の「福寿不飽和大豆サラダ油2L」からベンゾ[a]ピレン3.8ppbを検出した。福寿実業639.26トン、福懋油脂477.79トン、泰山企業190.38トンへ出荷され、計21製品・62ロットが製造された。二次流通先は438社に達し、統一超食代や頂呱呱なども対象となった。

販売再開へ検査を実施 検察当局も捜査

台中市では、南僑油脂から提供された販売記録を基に飲食店や食品加工業者20社が新たに対象となり、市内では111社が問題油を仕入れ、または使用していたことが確認された。これらはすべて使用を停止し、回収を進めており、市内での回収量は2026年7月13日時点で65,374キログラムとなっている。

食薬署は2026年7月9日から予防的に販売停止となった製品のサンプル検査を開始しており、安全性が確認された製品については販売再開を認める方針を示している。一方、衛生福利部は中聯油脂が提出した検査報告と二次流通業者側の検査結果に食い違いがあることを確認しており、検察当局は既に捜査を開始している。


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