中国軍が軍事演習継続 東シナ海で実弾射撃

 25年4月2日4台湾紙、自由時報によると、中国軍は2日午前8時、1日に続いて再び「海峡雷霆―2025A」と名付けられた軍事演習を実施し、台湾への威嚇を強めている。台湾海峡の中部、南部での演習に加え、東シナ海の海域でも長距離火力による実弾射撃演習を行った。(写真は演習を伝える自由時報のサイト)

 中国軍東部戦区の施毅報道官は、東部戦区の陸軍部隊が「海峡雷霆―2025A」演習計画に従い、東シナ海の関連海域で長距離火力実弾射撃演習を実施するとともに、重要港湾やエネルギー施設などの模擬目標に対する精密打撃を行ったと述べた。ロイター通信は、中国による台湾周辺での軍事演習のエスカレーションだと報じた。

 台湾防衛当局は2日、任務機、艦艇、地上配備ミサイルシステムを用いて厳格な監視・対応に当たった。国防省は即応体制として「即時戦備演習」を発令した。

 台湾の中央通信社によると、一連の軍事行動は、単なる威嚇にとどまらず、戦時対応の実効性を伴う実戦型演習と位置づけられており、中国側の対台圧力が新たな段階へと入ったことを示唆している。

◇出典

https://def.ltn.com.tw/article/breakingnews/4999294

https://www.cna.com.tw/news/acn/202504020058.aspx

https://www.cna.com.tw/news/acn/202504020025.aspx
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