台北市で10月31日、性的少数者の権利を訴える「台湾プライド」のパレードが開かれ、主催者によると約17万人が参加した。会場では市警察による同性バーの捜索に抗議が上がり、蔣万安市長は影響を受けた人々に改めて謝罪した。
蔣氏は行政調査の報告について、司法捜査の非公開原則を妨げない範囲で最大限公開し、透明性を確保する考えを示した。警察には職務執行の基準を説明するよう求めたという。
問題となったのは10月3日に台北市警察の萬華分局が行ったバーの捜索。強引な対応や差別的な言動があったとして批判を受けた。市警察の林炎田局長は5日、捜索自体は法に従って行ったとの立場を示す一方、警察官4人の不適切な発言を認め、それぞれに2回の戒告処分を科したと説明した。分局長と捜査隊長も監督責任を問われた。
ロイターによると、パレードを短時間訪れた蔣氏に対し、一部の参加者がバーを捜索しないよう求める声を上げた。民進党の蕭美琴副総統も党の一団を率いて参加した。
台湾では2019年に同性婚が法制化された。今回のパレードでは、法制度上の平等に加え、公権力の行使における尊厳の保護が改めて争点となった。警察側が説明した捜索の適法性と、警察官の言動に対する処分は区別されている。
出典:中央通信社・市長発言、中央通信社・参加者数、ロイター(いずれも10月31日)
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