頼総統の信任度36%に急低下 不信任55.1%

8725年9月2日rai 台湾の頼清徳政権が民意の逆風に直面している。台湾メディアの「美麗島電子報」の最新調査によると、頼清徳総統の信任度は36%に落ち込み、不信任度は55.1%に上昇した。施政満足度も31%と過去最低を記録し、不満は初めて60.5%を超えた。最大野党、国民党の立法委員(国会議員)に対する二度の大規模リコール(解職請求)投票の失敗で支持を失い、内閣改造を急いだが、民意回復には至っていない。

 急落の背景には災害対応への反発がある。台風4号(ダナス)が7月、南部を襲った際、頼氏は台南市七股の被災地を視察。住民が自宅の漏水を訴えると「(雨よけの)シートはあちらにあるよ」「ああ、上に登るのは怖いのか」などと応じた場面が拡散し、冷淡との批判を浴びた。

 タレントの于美人氏は政論番組で「市長時代の姿勢とは異なり、心の在り方が変わった」と指摘。さらに「側近が真実を言わない環境が最大の問題だ」と述べ、失言を補う動きが即座に出なかったことが政権の脆弱さを浮き彫りにしたと分析した。

 頼氏は8月23日の大規模リコール投票後、自ら屋根に上がり給水支援にあたるなど行動でのばん回を試みたが、効果は限定的だった。于氏は「若年層が政治家に求めるのは真心とバランスだが、今回の対応は響かなかった」と断じた。

◇出典

https://tw.news.yahoo.com/%E8%B3%B4%E6%B8%85%E5%BE%B7%E6%B0%91%E8%AA%BF%E6%9A%B4%E8%B7%8C-%E4%BA%8E%E7%BE%8E%E4%BA%BA%E9%BB%9E%E7%A0%B4%E5%B4%A9%E7%9B%A4%E5%85%A8%E5%9B%A0%E9%80%99%E4%BA%8B-062028859.html
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