国内の不満そらすため中国が争い起こす恐れ 台湾外相

2024年2月26日中国 台湾の中央通信社によると、台湾の呉ショウ(金ヘンにリットウ)燮外相は23日、台湾訪問中の笹川平和財団の一行の歓迎宴で、中国が経済悪化による国内の不満をそらすために争いを起こす恐れがあり警戒が必要だと述べた。(写真はRFAのサイト)

 呉外相は23日夕、笹川平和財団の兼原信克常務理事が率いる訪問団を歓迎する宴会を主催。あいさつの中で「中国の独裁政権は、習近平主席の指導下で経済の悪化が続いている。中国が争いを口実に国内の不満をそらすことに、台湾は警戒が必要だ。台米日のシンクタンクが安全保障問題で交流を強化し、国際情勢への理解を深めるよう望む」
と述べた。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、兼原常務理事は、台湾が1月、民主的な方法で総統と国家の選挙をやり遂げたことを祝福。中国が経済と軍事力が強めて日本や欧米の脅威になっているとした上、日本は日米同盟を基礎に、台湾や韓国、フィリピン、オーストラリア、欧州連合(EU)など民主主義陣営と協力し、中国に対し、戦争を起こせば大きな代価を払うことになることをはっきり分からせるべきだと述べた。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202402240059.aspx

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/10-02242024162945.html

◇参考情報

中国海警局、金門島周辺で常時パトロールを宣言

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