台湾の中央通信社によると、台湾海洋委員会海巡署(海巡署、海上保安庁に相当)は18日、中国交通運輸省所属のパトロール船と救難船計3隻が17~18日、台湾海峡で漁業活動解禁に伴う秩序維持を理由にパトロールを行ったと発表した。
台湾国防省の研究機関、国防安全研究院・国防戦略資源研究所の蘇紫雲所長は「台湾の澎湖島周辺の海域をパトロールの範囲に加えるため、管轄権を台湾海峡中間線まで膨張させようとしている。台湾海峡を『準内海』にする意図がある」と述べた。
海巡署によれば3隻は17日午後0時25分ごろ、一時、台湾海峡中間線を越え、台湾側に約3.2カイリ(約6キロ)進入した。台湾側の航行制限海域には入らなかった。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202408180181.aspx
https://www.cna.com.tw/news/acn/202408180206.aspx
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/chinese-ship-patrols-taiwan-strait-08182024143013.html
◇参考情報