台風チャンピー、台湾の農業被害3億4289万台湾元 農作物5978ヘクタール被災

台湾農業部(農業省)は10月27日、台風チャンピーによる農産物と農業関連施設の被害額が、同日午後5時時点で計3億4289万台湾元に達したと発表した。農作物の被害面積は5978ヘクタールに上り、地域別では中部の雲林県の被害額が1億4623万台湾元と最も大きかった。台風通過後も各地から被害報告が寄せられており、農業部が集計を続けている。

今回の集計は、農糧署、漁業署、畜産担当部門が各地方政府から報告された被害状況を取りまとめたもの。農作物の被害に加え、畜産、農業用施設、漁業用施設などの損失も含まれている。

ニンニクの被害額6583万台湾元

農業部によると、農作物の被害面積は5978ヘクタールで、平均被害率は22%となった。収穫できなくなった面積に換算すると1292ヘクタールに相当する。

主要作物のうち、ニンニクの被害面積は467ヘクタール、平均被害率は33%で、収穫不能面積は156ヘクタールに相当する。ニンニクの被害額は6583万台湾元に上った。

このほか、落花生、かんきつ類の茂谷柑、ポンカン、バナナなどにも被害が発生した。

農作物の被害率は、被害を受けた農地の面積と、その農地での作物の損傷程度を組み合わせて算出する。被害面積5978ヘクタールがすべて収穫不能になったわけではなく、農業部は収穫不能面積に換算した数値を別途公表している。

雲林県の被害額が最大

地域別では雲林県が1億4623万台湾元で最大となった。

次いで台中市が5731万台湾元、苗栗県が2558万台湾元、屏東県が2037万台湾元、新北市が2034万台湾元だった。

農業被害は台湾中部だけでなく、北部や南部にも及んでいる。

雲林県は農作物の生産が盛んな地域で、今回の台風ではニンニクなどの作物に被害が出た。農業部は各地方政府からの報告に基づき、被害額と被害面積を更新している。

漁業施設などにも被害

農作物以外では、畜産物の損失が9万台湾元となり、主に豚に被害が発生した。

農業・畜産・漁業関連の民間施設の被害額は計2329万台湾元だった。

内訳は、農業施設が387万台湾元、畜産施設が857万台湾元、漁業施設が1085万台湾元となっている。

農業施設では、水平棚架式の防虫ネット施設やビニールハウスなどが損傷した。

漁業施設では、台湾東部の花蓮県と台東県で漁船、いかだ式の漁業用船舶、定置網などに被害が発生した。

農業部は今後も地方政府からの報告を集約し、被害額を更新する方針を示している。

今回の3億4289万台湾元は27日午後5時時点の暫定集計であり、最終的な被害額ではない。

出典

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(2026年10月28日)

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