台湾東部の太平洋側海域で8月、中国の海上民兵船とみられる漁船が海警船や調査船と行動していたことが伝えられ、米国務省が中国の活動を「深刻に不安定化させる」と批判した。台湾東方海域で中国の海上民兵船が確認されたとされるのは初めてで、台湾側の航空関係者が撮影した情報を基に報じられた。
米国務省は、中国が台湾周辺で管轄権を主張することは緊張を高め、平和的解決を掲げる中国の主張とも矛盾すると指摘した。報道では、台湾東側で中国海警の活動が増えているとされるが、台湾当局が当該船舶の所属や活動目的を公式に確定した事実までは確認できない。米側の発言は、台湾海峡だけでなく台湾東方海域にも中国のグレーゾーン活動が及んでいるとの懸念を示した。
