2026年8月16日、台湾全土の刑務所と拘置所で収容者が6万6000人を超え、超過収容率が4.6%に達していることを受け、矯正署が対応策を示した。詐欺や毒物運転事件の収容者増加が背景にあるとされる一方、別の資料では飲酒運転事件の増加も要因として挙げられている。
西部の監所では、収容者の処遇空間と職員が不足している。矯正署は、短期刑や軽微な犯罪を対象に、社会労働や罰金などによる代替処分を進めるほか、仮釈放審査の迅速化によって収容者数の削減を図るとしている。収容者の移送を調整し、施設ごとの人数を均衡させる対応も進める。
さらに、監視・安全設備のデジタル化、戒護人員の増員と待遇改善、彰化拘置所や八徳外役監などの施設整備を進める。職員の労働環境では、熱中症対策として制服費を2000台湾ドル増額し、通気性のある制服や換気・冷却設備を導入する方針だ。
今回の収容者急増は、台湾の刑事司法と刑務所運営に加え、施設・人員不足や職員の労働安全にも影響している。矯正当局は、収容者の削減、人員・待遇の改善、施設の新設・拡張を組み合わせて過収容の緩和を目指している。
