台湾中部の彰化県線西郷にある彰浜工業区の化学工場で11月4日午後6時3分ごろ火災が発生し、屋上に取り残された60歳の男性従業員が同日午後8時21分に救出された。男性はやけどを負い、病院に搬送された。聯合報が同日夜、消防当局の説明を報じた。火は午後8時32分に消し止められた。
火災が起きたのは、化学原料や化学製品を製造する聚輔実業の4階建て工場。1階には大量の有機溶剤が保管され、火が広がった。聯合報によると燃焼面積は約100平方メートルで、消火中には爆発音も聞かれた。
消防当局は消防車25台、救急車2台、消防ロボット2台、無人機1機と消防隊員61人を投入した。無人機で屋上の従業員を発見し、放水で周辺を冷却しながら、はしご車で救出した。
県環境保護局も現場で監視を実施した。北北東の風が吹いていたため、風下の線西郷、鹿港鎮、福興郷の住民に、窓や戸を閉め、外出を避けるよう呼び掛けた。4日午後8時時点の初報は「1人受困」としていたが、その後の報道で救出が確認された。
