台湾の蕭美琴副総統は10月21日、カナダの国家安全保障関係者による訪問団と総統府で会談し、台湾海峡の平和と安定の維持や、経済、科学技術などの分野での協力強化について意見を交わした。
カナダの台湾海峡通航に謝意
台湾総統府によると、蕭副総統は、カナダ政府が台湾海峡の平和と安定の重要性を繰り返し表明し、武力や威圧による一方的な現状変更に反対していることに謝意を示した。
また、カナダが航行の自由とルールに基づく国際秩序を重視し、海軍艦艇を台湾海峡に通航させていることにも言及した。
経済・科学技術分野でも協力を推進
訪問団には、カナダの元外務次官マルタ・モーガン氏、元首相府国家安全保障・情報顧問ジョディ・トーマス氏らが参加した。
蕭副総統は、台湾とカナダの間では経済・科学技術分野の交流が緊密であり、文化・教育交流も両者の関係を支えていると説明。貿易秩序の変化に対応するためにも、協力関係を深めたいとの考えを示した。
今回の会談は安全保障分野の対話として注目されるが、新たな安全保障協定の締結が発表されたわけではない。
