米太平洋陸軍司令官、台湾有事に備え前方配置を推進

米太平洋陸軍のロナルド・クラーク司令官は10月27日、ハワイ州ホノルルの会議で、中国による台湾への軍事行動に備え、装備や物資、人員の前方配置を進めていると説明した。米軍事紙「星条旗」が28日、中央通信社が29日に報じた。

クラーク氏は「テックネット・インド太平洋」で、中国が2027年までに台湾を武力制圧する能力を整えるとの想定に基づく「デービッドソン・ウィンドウ」は、米太平洋陸軍の準備にとって引き続き有効だとの認識を示した。2027年を、即応態勢を整えるための目安としている。

「アーミー・レディー・フォワード」と呼ぶ方針の下、国際日付変更線以西の、中国に近い島々に装備、物資、人員を交代で配置しているという。侵攻の抑止や、実際に軍事行動が起きた場合への備えが目的となる。

一方、両報道は米国家情報長官室の今年の脅威評価について、中国指導部が現時点で2027年の台湾侵攻を計画しているわけではなく、統一の固定的な期限も設けていないと紹介した。軍の能力整備の目標と、侵攻の政治決定は区別される。

出典:中央通信社、星条旗

タイトルとURLをコピーしました