2026年8月16日、韓国・光州で9月5日から11月15日まで開催予定の第16回光州ビエンナーレをめぐり、台湾側が提案した「Taiwan Pavilion」の名称が、公式ウェブサイトなどで国立台湾美術館の英語略称「NTMOFA」に変更されたことが明らかになった。台湾の参加アーティストとキュレーター10人は、主催者による政治的検閲だとして共同声明を発表した。
台湾側によると、台湾館の電子宣伝物から「Taiwan」の表記がなくなったほか、参加国一覧を掲載した公式ポスターからも台湾が削除された。名称変更の経緯について、資料では主催者側の説明は示されていない。
台湾文化部は、海外事務所と国立台湾美術館に対し、光州ビエンナーレの主催者への抗議を続けるよう指示し、対応を検討している。台湾外交部は、駐釜山辦事處が主催者に抗議したと説明した。駐釜山辦事處は現在も、策展組織や光州市政府と協議している。
今回の問題は、台湾の国際的な名称使用と文化交流に関わるものである。韓国を含む東アジアにおける台湾の表記や、中台関係に関心を持つ読者にとって、文化行事での名称の扱いをめぐる動向として重要である。
