米半導体大手マイクロン・テクノロジーの台湾・桃園拠点の労働組合は10月19日、賞与や利益分配制度を巡る会社との対立を受け、22日にストライキを実施すると表明した。同日に会社との調停を予定する台中拠点の労組への連帯を示し、具体的な利益分配案の提示を求める。ストの継続時間は明らかにしておらず、詳細は22日に発表するとしている。
桃園労組は9月に会社との調停が不成立となり、10月初旬の組合員投票でスト権を取得した。一方、台中労組は会社との交渉を続けており、ストの是非を問う投票は実施していない。今回予告された桃園労組のストと、台中労組の調停は別の手続きとなる。
争点は、従業員への利益還元をどのような制度にするかだ。労組は一時的な報奨金だけでなく、会社の営業利益に連動した継続的な分配制度を求めている。桃園労組が10月7日に公表した投票結果では、組合員2258人のうち1994人がストに賛成し、全組合員の88.3%を占めた。
9月21日の桃園労組との調停について、労組は会社が具体的な利益分配案を示さなかったと批判した。一方、会社は誠意を持って調停に参加し、対話の継続を求めたが同意を得られなかったと説明している。会社はその後も、従業員の権利を尊重し、既存の対話と調停を通じて解決を目指す姿勢を示した。
マイクロンは台湾で約1万5000人を雇用する。台湾はDRAMや、人工知能(AI)向けサーバーに使われる高帯域幅メモリー(HBM)の重要な生産拠点だ。頼清徳総統も15日、労使双方に誠実な交渉を呼び掛けた。
台湾の調査会社トレンドフォースは、ストで技術者による設備保守や製造工程の監視に支障が出れば、歩留まりや生産の安定性に影響する可能性があると指摘した。ただし、実際の影響は参加規模、継続期間、会社の対応策によって異なる。20日時点で、今回のスト予告に伴う生産停止や出荷減少は確認できていない。
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出典
- Micron union in Taiwan to launch strike as bonus dispute escalates
- 美光桃園廠勞資調解破裂 工會擬推動罷工投票
- 台灣美光罷工危機升高 業界:牽動記憶體供給 茲事體大
- 美光台湾工会投票决定罢工 内存短缺问题或愈发恶化
- Taiwan president calls for Micron, workers to negotiate ‘sincerely’ ahead of possible strike
- [News] Micron Taiwan’s Taoyuan Union Secures Right to Strike With 88.3% Support; Taichung Mediation Set for Oct. 22
