台湾外務省は11月4日、中国国務院台湾事務弁公室がAPECへの台湾の参加に「一つの中国」原則を適用すると説明したことに反発した。1991年の加盟時に署名した覚書に同原則の記載はないと主張し、11月に深圳で開かれる首脳会議への平等で尊厳ある参加を保障するよう求めた。
台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は同日の定例記者会見で、「一つの中国」原則とAPECの関連覚書、慣例に従って台湾の参加を扱うと述べた。招待状を電子メールで送った理由については説明しなかった。
台湾外務省は声明で、加盟覚書には台湾が他の加盟メンバーと平等な立場で会議や活動に参加することが明記されていると反論した。2024年と2025年の閣僚共同声明にも、首脳会議を含むAPECの全行事への平等な参加を重視する文言が入り、中国も支持したと指摘した。
さらに、中国は2024年、参加者の安全と会議出席のための円滑な出入境を確保すると書面で約束したと説明。開催側として約束と合意事項を履行し、政治的な操作をやめるよう要求した。
