台湾の蔡明彦国家安全局長は10月22日、中国海警船と連動する海上民兵とみられる中国漁船の活動が、台湾東部や南西部の海域に広がっていると明らかにした。台湾当局は海上での監視と情報収集を強化し、友好国との情報交換を進める方針だ。
南シナ海から台湾周辺へ活動範囲を拡大
中央社によると、蔡局長は、中国の海上民兵は従来、南シナ海での活動が目立っていたが、最近は台湾周辺でも活動が確認されるようになったと説明した。
海上民兵は、一般の漁船などを利用しながら軍事・安全保障上の活動を支援する組織とされる。通常の漁業活動との区別が難しい場合があり、海上での監視や対応を複雑にする要因となっている。
海巡署や友好国と情報共有
台湾国家安全局は、海上の警備を担う海巡署との連携を強化し、船舶の動向などに関する情報を共有する。また、友好国とも関連情報を交換し、中国側の活動状況を把握する方針だ。
中国側は周辺海域での活動を合法的なものと主張している。台湾当局は、海警船と民兵とみられる漁船の活動がどのように連動しているかを引き続き警戒している。
出典: 中央社(10月22日)
