台北市長選の初のテレビ討論会が10月31日開かれ、再選を目指す国民党の蔣万安市長と民進党の沈伯洋氏が、都市再開発や学校給食、児童虐待防止策などを巡り論戦を交わした。両氏が市政の課題について直接討論するのは初めて。
討論会はTVBSと三立テレビが共催し、正午に始まった。沈氏は当選後の100日間に取り組む課題として、街路樹の植え直し、児童虐待問題への対応、学校給食の改善を挙げた。市政は市民の暮らしを出発点とすべきだと訴えた。
蔣氏は台北ドームの完成・供用開始、米エヌビディアの海外本部誘致、児童・生徒向けの牛乳提供を実績として列挙。これまで掲げた政策を実行してきたと強調した。
相互質問では、市民大道沿いの空間活用や樹木保全、無料給食、食品安全なども取り上げた。沈氏が市の会議への出席状況を追及したのに対し、蔣氏は市政府は役割を分担して運営しており、突発事案では自ら専門会議を主宰して対応を追跡すると説明した。
台北市と上海市の「双城論壇」(都市フォーラム)を巡っても応酬した。沈氏は政治的な前提条件が付く場合には開催の是非を再検討すべきだとの考えを示した。候補者同士による政策批判や行政対応の評価には、双方の立場の違いが表れた。
関連記事
