台北市長候補、沈伯洋氏の偽造画像を転載 台湾男性起訴猶予 画像作成者のIPアドレスは中国

台湾の台北地検は10月12日、台北市長選に立候補する民進党の沈伯洋立法委員と、露出の多い服装の女性、薬物使用を連想させる物品を組み合わせた偽造画像をフェイスブックに転載した男性を、加重名誉毀損の疑いで2年間の起訴猶予処分とした。男性が犯行を認め、投稿の削除や公開謝罪を行ったことなどを考慮した。法教育の講習を10回受けることも条件とした。

捜査当局によると、画像はXの「薛丁丁歸來」というアカウントが、沈氏の写真をコンピューターで合成するなどして作成した。女性と一緒にいるように見せかけ、画像内のテーブルには正体不明の白い粉末と薬物の吸引器具とみられる物品を配置していた。その後、XやThreadsの別の利用者が転載した。

男性は画像を自分のフェイスブックで公開し、「この写真は誰かに似ている。誰か分かるか。テーブルの上は?」という趣旨の文言を添えた。さらに、沈氏が立法院で取材を受ける実際の写真をコメント欄に掲載し、「似ているか」と書き込んだ。

沈氏は、薬物使用や性的な行為などをしていると事実に反して示唆され、人格や社会的評価を傷つけられたとして、法務部調査局台北市調査処に告訴した。

複数の検査ソフトで偽造を確認

調査局は「Reality Defender」で画像を分析し、深層偽造を検出した。さらに「Resemble.AI」「Media Integrity AI」などでも再検査し、同様の結果を得た。

男性は取り調べで犯行を認め、投稿と関連コメントを削除した。公開した謝罪・訂正文では、偽造画像を軽率に転載したことを認め、ネット情報の真偽を確かめるよう呼びかけた。検察は前科がなく、事後の対応も良好だったことに加え、沈氏が書面で起訴猶予に同意したことを考慮した。

中央社によると、画像作成者のIPアドレスは中国にあり、捜査当局が別件として調べている。

 

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(2026年10月15日)

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