TSMC高雄工場の建設事故、死者4人に 台湾全域の新設工場で鉄骨作業停止

台湾高雄市楠梓区にある台湾積体電路製造(TSMC)のF22工場建設現場で10月20日、鉄骨の設置作業中に作業員4人が高所から転落した。20日夜までに3人が死亡し、治療を受けていた残る1人も死亡したことが21日に確認された。TSMCは高雄の現場に加え、台湾全域の新設工場で鉄骨関連作業を自主的に停止した。

南部科学園区管理局によると、事故はF22工場の第4期建設工事で発生した。請負会社「上昊機械」の作業員4人が鉄骨のつり上げ、取り付け作業に従事していた際、3階外側の接合部にあるボルトが破断した疑いがあり、作業員が鉄骨部材とともに落下した。原因は引き続き調査している。

4人は病院に搬送されたが、3人が20日夜までに死亡。残る男性も集中治療室で治療を受けたものの、救命できなかった。20日夜の「3人死亡、1人負傷」との発表から、被害が拡大した。

新設工場の鉄骨作業を自主停止

TSMCは、事故が起きた場所は請負業者に引き渡した工事範囲だったと説明した。発生後に所管当局へ通報し、現場の安全管理チームが関係機関の原因調査に協力している。請負業者による事故後の対応も支援、監督するとした。ロイターも21日、同社の説明として4人の死亡と一部建設作業の停止を報じた。

停止対象として発表されたのは建設現場の鉄骨作業であり、稼働中の半導体生産ライン全体の停止ではない。今回確認した発表では、操業中の工場の生産停止や顧客への供給支障は示されていない。

労災被害者を支援する「工作傷害受害人協会」は21日、工場をまたぐ安全点検と、独立した第三者による監督制度の導入を要求した。重大事故の原因分析、請負業者の管理状況、改善結果を取締役会が公開し、労働者も参加する安全監督の仕組みを整えるよう求めた。遺族らには労災に関する権利相談と法律支援を提供するとしている。

出典

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(2026年10月21日)

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