台湾海巡署は10月31日、中国海警船2隻が台湾東方海域で巡視を行ったことについて、法執行を名目に管轄権を拡大しようとしていると批判した。巡視船「吉安」などを派遣し、動向を監視した。中国海警局は同日の活動を通常の法執行巡視だと説明した。
聯合報が伝えた海巡署の説明によると、確認したのは中国海警船1308「虎獅」と2303「梅山」。台湾側は合同の情報収集・監視システムで両船を把握し、巡視船で追跡した。
中国海警局の姜略報道官は31日、虎獅の船隊が台湾東方で法執行巡視を実施したと発表した。10月以降、関連海域の管理を強化し、航行や作業の秩序を維持していると主張し、今後も巡視を続けると表明した。
これに対し台湾海巡署は、無線交信で周辺船舶に働き掛け、台湾東部海域に中国の管轄権があるかのような印象を作っていると反論した。台湾は東方の排他的経済水域で主権的権利と管轄権を持ち、中国側の管轄権は認められないとの立場を示した。
ロイターは11月1日、中国国営メディアが、海警船が法執行活動中で必要なら支援すると無線で伝える映像を流したと報じた。相手先は明示されず、漁船の映像が示されたという。
中国側の巡視活動と台湾側の監視・批判は確認されているが、今回、海上封鎖が実施されたとの発表はない。
出典:中国国防省掲載・中国海警局発表、聯合報(10月31日)、ロイター(11月1日)
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