◎中国調査船、台湾周辺の海底測量を活発化 米紙が軍事利用の可能性報道

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは10月30日、中国の調査船が台湾周辺で海底地形や海洋環境の測量を活発化させていると報じた。船舶追跡情報を分析すると、台湾南方と東方の広い海域を繰り返し往復する航跡が確認されたという。中央通信社も31日に内容を紹介した。

同紙によると、こうしたデータには科学研究の用途に加え、潜水艦や水中無人機の航行に利用できる性質がある。台湾海巡署は調査船の活動を、軍事活動に備えた海域の把握とみている。

米ハドソン研究所のブライアン・クラーク氏は、詳細な海底地形情報が水中機器の運用に役立ち、台湾封鎖や米軍の介入阻止にも利用される可能性を指摘した。これは専門家による用途の分析であり、今回の調査データが実際の軍事作戦に使われたことを確認したものではない。

中央通信社の紹介によると、調査船はソナーで水深や地形を測り、遠隔操作や自律航行の水中機器でさらに詳しく調査することもある。海底通信ケーブルなどの状況を把握する能力についても、専門家が懸念を示した。

出典:ウォール・ストリート・ジャーナル、中央通信社(10月31日)

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