台湾の衛生福利省食品薬物管理署は11月7日、糖液メーカーの環泰企業股份有限公司について、製造用水や衛生管理に疑問を示すSNS投稿を受けて2工場を調査した結果、水質監視の記録などに異常は認められなかったと説明した。食品汚染や基準違反を確認したという発表ではない。
調査は6日、桃園市政府と彰化県政府の衛生当局と共同で実施した。対象は桃園の南崁工場と彰化の埤頭工場。SNSのThreadsに同社の製造工程や食品衛生に関する疑問が投稿され、食品薬物管理署が状況を把握して工場へ立ち入った。
同署によると、南崁工場は糖液やオリゴ糖などを生産している。製造工程で使用する水の監視制度を設けており、担当者が関連する水質監視記録を調べたところ、異常は見つからなかった。工場には排水処理区画もあり、排水基準に適合するまで処理した後、工場の外へ排出していると説明した。
埤頭工場の主な製品は麦芽糖の糖液とイソマルトオリゴ糖液など。同署は、同工場が水質検査計画を作り、定めた頻度で検査を実施していることを確認した。現場で確認した検査報告はいずれも規定に適合していたという。
製造工程から出る排水については、一方向の配管を通じて排水貯蔵槽へ送った上で、所定の手続きを経て処理・排出していると説明した。SNSで疑問が示された内容と、当局が現場で確認した設備や記録の内容は分けて扱う必要がある。
聯合報は、同社が飲料や氷菓などの業者に糖液を供給していると伝えた。ただし、今回確認した報道から、特定の取引先の商品が汚染されたことや、健康被害が発生したことは確認できない。供給先の具体名や被害範囲を推測して加えることはできない。
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(2026年11月8日)
